躁うつ病〜ことり日和

躁うつ病でパニック障害。小鳥たちとの日々。

慣れ



一人だと不安になると訴えたわたしに
「慣れなさい」と医者は言った。
一人で散歩に出ても大丈夫だった経験を重ねなさいと。


精神病にかかる人は、
どこか、治りたくない。
このままでいたい。
このままでいないと困る。
という、深層心理を抱えてることがある。


わたしもおなじ。


医者の言うことは正しい。
慣れるしかない。薬はない。
でも、そんなアドバイスの仕方じゃわたしの問題は解決しない。


カウンセリングの下手な医者。
このところ診察のたびに気が滅入る。



どうしたらわたしは救われる?



ほっぺを撫でられるとあくびが出るすーちゃん。
決して、首を絞めてるのではございません。


ほら
もっとやってと、催促 笑

ひとりきり


家に一人きりになると、急にすべてのことに対して
やる気がなくなります。


家事もしたくない。
本も読みたくない。
テレビもDVDも見たくない。
買い物にも出たくない。
ネットショッピングもかったるい。
スマホゲームも面倒くさい。
散歩なんてもってのほか。
LINE友達もあまりいない。
ああ、書道の課題をやってしまわなきゃ・・・。



ただ、静かな音楽をかけて、でも、それを聴くでもなく、
こたつに潜ってじっとしています。



一人が心細くて、さみしくてさみしくてしかたない。
と同時に、人々が活動している時間に
時間を無駄に過ごしている自分がみじめになる。



鳥たちが「遊んで」と騒ぐときは、籠からだしてやりますが、
基本的にただ、出しっぱなし。遊んでやる気力はありません。
ただ、私が眠りにつくと、3羽とも私にとまって、
一緒に昼寝してたりするので笑ってしまいますが。


でも、悲しいかな、おなかはすく。
うつ病なら食欲も落ちてほしいのに。
ジプレキサの影響か食欲は旺盛(;;)


のっそり起きて、食べるものさがして、
食べてまた、横になる。


やったことといえば、洗濯物を干したことぐらいだろうか。


息子が帰ってくるまで、
長い長い一日をただただむなしく過ごす。


息子が独立してしまったら私はどうなるんだろう。



その昔、ごみ屋敷状態のリビングに万年床をこさえて、
一日、テレビを見て過ごしていた祖母を思い出す。


買い物は生協の宅配で済ませ、病院通いだけが楽しみだった彼女。
冷蔵庫は賞味期限切れの食糧でごった返し、
ひどいときは、カビの生えた使いかけのマーガリンが4つも出てきた。
冷凍庫は扉を開けると雪崩を起こす。


ああはなりたくない。思いっきり軽蔑していた10代のころの私。


祖母が精神科にかかっていたかどうかは、
今になっては分からないけど、
自分が躁うつ病になって、
ああ、彼女も同じ病気だったのだと、よくわかる。


祖父はあさ5時には家を出て、
夜中の0時近くまで帰ってこない人だった。
仕事でではない。帰ってきたくなかったのだ。
もちろん日中は働いていたが、
毎晩お酒を飲んで、遊んで帰ってきた。
「おばあちゃんをあんなにしたのは、あんたのせいだ。」
父が祖父を責めたことがあった。
でももし、祖父が精神病に理解のある人だったとしても
限界はあっただろう。


晩年、糖尿病を患い、脳梗塞を起こして体が不自由になった祖母を、
祖父が持て余し、私たち家族と同居することになった。
自由が利かないイライラを私たちにぶつける祖母。
しかし彼女は、父が仕事から帰ってくると満面の笑みで迎えた。
息子(父)だけが生きがいになっていた。
今、それを思い出し、自分の将来が見えるようで嫌気がさした。


幸い、私の夫は病気を積極的に理解しようとしてくれるし、
部屋の掃除や、ほかの家事分担をしてくれるので
我が家はごみ屋敷は免れているけど、
主人が留守のときの、
この何もできない感だけはどうしょうもならない。


次の診察で相談してみようか。


そんなんに効く薬なんてないか。

非常食

非常食の賞味期限が一気に切れました。
5年前のものだから、
ちょうど息子が小学校1年生の時に用意したもの。
子どもが食べやすいものをと、おいしそうなクッキー系の物中心。
一気片付けなければならないおやつが増えました。


ついでに防災グッズを見直すと出てきたのは
息子用の小さい下着。Tシャツ。つかえない・・・。
もっともっと頻繁に見直さないといけませんね(^^;


でもなんだか、小さなタイムカプセルのよう。

5年間全く放っておいたわけではないんだけど、
それでも、用意した時の事情が見えてくる。


と同時に、5年間。何事もなかったことに感謝の心がわいてくる。
東日本大震災の時、まだ幼稚園に入る前の息子と
津波が町や田畑を飲みんでいく様子を
テレビのライブ映像で凍り付きながら見ていたことを思い出しました。


この先もまた何もないだろうと思いながらも、
もし何かあった時用に備えなければと、
インターネットで非常食を検索すると、
今は7年も保存できる食べ物があるんですね。


お値段出せば、内容もなんだか普段食べているより
なんだかゴージャスなメニューが7日分も入ってるセットも。


どの程度のものを何日分用意しておけばいいのでしょうね?
正直さっぱりわかりません。


ただ、本当に心配なのは、精神障害を持っている自分が
避難所などの暮らしにどれだけ耐えられるか。
実はそっちのほうが恐怖に近い・・・。
同じくパニック障害を持つ友人は
「他人と暮らすなんて無理。庭にテント立てて暮らす!」と
宣言してます。まあ、それは冗談として。


とりあえず、薬だけは持って逃げようと思います。
それ以上は考えても、不安になるだけなので、
必要最低限の備えだけして、あとは考えないようにします。



各地の被災地の人たちが
一日も早く安心して暮らせる日が来ますように。